水道水はどこからくるのか

水道水のもととなっているのは、雨や雪のとけた水です。
雨や雪は山や田畑にふったあと、すぐに川に流れ出たり、土にしみこんだりします。
このほか長い年月をかけて地面の下にたくわえられる水もあります。  

水道水は、これらの水を川からくみ出したり、井戸をほってくみ上げたりして利用しています。

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pdfファイル「来原浄水場の仕組み」をダウンロードする(PDF:1.7MB)

 

 水をとるしくみ

井戸のしくみ

来原浄水場で使う水は、となりにある来原水源地と7kmはなれたところにある 上島水源地で取っており、ぜんぶ井戸から地下水をくみあげています。

井戸は、地面へ管をさしこんだような形になっていて、水を含んだ地層のところにスクリーンというアミのようなものをつけています。そのスクリーンから入る 地下水を、ポンプでくみあげたり、サイホンという方式で井戸どうしをつなげて集めたりしています。

来原水源地の井戸には、浅井戸と深井戸という2種類の井戸があります。浅井戸は 10 ~ 15 mぐらいの深さですが、深井戸は50 mの深さがあります。

また、井戸の大きさも直径10cmから大きいものは5mのものもあります。

浅井戸の水のとり方

 

水をきれいにするしくみ

水の中のまざりものを砂などでこしてきれいな水にすることをろ過とよびます。水の中のまざりものは、パックという薬品をいれてかきまぜフロックとよばれる小さなかたまりにしたあと、ろ過砂という砂の層を使ってとりのぞきます。

深井戸の水のろ過

2種類の井戸のうち深井戸の水には、鉄やマンガンというまざりものが多く含まれているためろ過かをすると、ろ過砂がすぐにつまります。そのため沈 澱池という 水槽でまざりものをしずめてからろ過をするぎょうしゅう沈澱ろ過という方式で水をきれいにしています。

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浅井戸の水のろ過

来原水源地の井戸のうち浅井戸の水は、もともとまざりものが少ないきれいな水です。しかし、水道管の水の流れがはやくなっておきる赤水とよばれるにごり水の防止や、ばい菌などを取り除くために、急速ろ過という設備を使いもっときれいで安全な水にしています。また、上島水源地の水も来原水源地の浅井戸の水とまぜてろ過しています。

浅井戸系のろ過のしくみ

 

逆洗のしくみ

ろ過は水の中のまざりものをフロックにして砂の層で取り除きますが、長い時間ろ過を続けるとフロックで砂の層がつまり水が通らなくなってしまいます。そのため逆の方向から水を流して砂の層をきれいにします。このしくみを逆洗とよびます。このように逆洗をすれば砂のつまりがとれるため、ふたたびろ過を行うことができます。

逆洗のしくみ

 

排水処理のしくみ

逆洗で砂の層からつまりを取り除いたときの水を洗浄排水とよびます。これはフロックがまざったにごり水ですが、浅井戸のろ過では、その水にパックを入れて排水池という水槽でフロックをしずめます。そこでもう一ど度使えるきれいな水とフロックの多いにごり水に分けます。そして、そのにごり水を排泥池と濃縮槽という水槽でさらに分けます。そのフロックだけをあつめた水を汚泥とよび天日乾燥床という池で日光や風でかわかしたあと廃棄物として埋め立て処分します。これが排水処理です。

汚泥を取り除いた水は、ふたたびろ過を行いきれいな水にします。

また、深井戸のろ過で出た汚泥も同じように天日乾燥床でかわかします。

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安心して飲める水にするために

塩素消毒

ろ過をしてきれいになった水は、塩素(次亜塩素酸ナトリウム)という薬品で 消毒をしてばい菌をなくします。この消毒の効果を保つため残留塩素とよばれる塩素が水道の水には必ず含まれていなければならず、浄水場では、みなさんの家の蛇口で消毒の効果が残るように調整して水を送っています。

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水質の監視

水道の水は、みなさんの家でいつでも安心して飲んでもらえるように、浄水場やポンプ場にある水質監視装置という機械を使い、残留塩素などを24時間監視しています。また、メダカにも水質を監視してもらっています。

ほかにも、毎日たくさんの家をまわり、蛇口の水に消毒の効果が残っているか、きれいでにごりがないかなどを調べています。

水質の監視

 

浄水場から家庭まで

水を配るしくみ

浄水場できれいになった水は、ポンプで送水管という水道管をとおして、配水池というタンクに送りためています。

配水池は、どの家でも水がよく出るように山の上などの高いところに作られます。配水池にたまった水は、配水管という大きな水道管により、家のそばまで送られます。そこから給水管という小さな水道管でそれぞれの家にひきこみ、水道メーターで水の量をはかったあと家の中で使われます。

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施設の監視

水道のたくさんの配水池やポンプ場の機械は、来来原浄水場の中央監視室と電話回線でつながっています。来原浄水場では、配水池の水の量やポンプの動きなどを24時間監視して、故障で水が出なくなることがないようにしています。

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そのほかの水道の仕事

上下水道局では、浄水場で水をきれいにして送る仕事のほか、山の上に配水池を作ったり、道路の下に水道管を入れる工事をしたりしています。また施設を調べてまわったり、水道料金を計算する仕事などもしています。

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出雲市のそのほかの浄水処理設備

紫外線設備  

塩素消毒とあわせて紫外線という光を使って消毒をしている設備です。もともと、まざりもののすくない水をろ過するのに向いています。

紫外線設備

 

膜ろ過設備

水を小さい穴のあいたフィルターというものにとおしてろ過する方式です。穴は非常に小さいので、小さなまざりものやばい菌も取り除くことができます。

膜ろ過設備

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