水道水のトラブル解決法
赤水が出る。
原因
水道水中に含まれる鉄が水道管内面に付着したものや、鋼管の錆がはがれることによって発生します。水道工事や使用量の増大などで、水道管を流れる水の速さや方向が変わったときなどに出ることがあります。
対策
宅内の給水管に原因がある場合、しばらく水道を出したままにしておくときれいな水になります。
それでもきれいにならない場合は、水道本管で赤水が発生していることが考えられますので、上下水道局にご連絡ください。
白い水が出る。
原因
水道管の中に入った空気が無数の小さな泡になったため。
対策
しばらくそのままにしておきますと、泡が消えて澄んだきれいな水になります。そのまま使用していただいて差し支えありません。
カルキ臭(塩素臭)がする。
原因
水道水は法律(水道法)により塩素消毒が義務付けられています。塩素は水中の雑菌を殺す働きをしており、これがないと水道水が病原菌に汚染されるおそれがあります。
朝一番など、水道水が給水管内に長い時間滞留していると、使用している管の種類や水質によって、においが強くなることがありますが、配水地域や原水水質の季節変化などによって差があります。
対策
・氷などを入れて冷やすと塩素臭があまり気にならなくなります。
・5分程度沸騰させると、水中の塩素が抜けて、塩素臭がなくなります。
・朝一番の水は水撒き等の雑用水として利用し、飲料用としない。
やかん、加湿器の噴出口周辺、蛇口等に白い固形物が付着する。
原因
水道水中には、ミネラル分が含まれています。このミネラル分は水が蒸発すると、後に残ります。水滴の付着と乾燥が繰り返されると、ミネラル分が残り、徐々に白くなっていきます。
対策
白い付着物はミネラル分ですから、安全性に問題はありません。
付着を防止するには、水滴を拭き取るなど、こまめな手入れが必要です。