寒波に備えた水道管凍結予防対策
2025年12月11日
水道管は、気温がマイナス4℃以下になるときや真冬日(最高気温が0℃未満の日)には、凍結し破損することがあります。
特に屋外の水道管は、早めに凍結予防対策をして寒波に備えましょう。
水道管が凍結しやすい場所は
- 家の北側など日陰にある屋外の水道管
- 風当たりの強い場所にある水道管
- むき出しになっている水道管
- 給湯器まわりの水道管
凍結を予防する対策
屋外の水道管

また、露出配管に保温材を取り付け、ビニールテープをすきまなく巻く方法もあります。
※保温材(発泡スチロールやポリエチレン筒など)は、ホームセンターなどで購入可能
給湯器まわりの水道管

給湯器に接続されている給水配管は、外気温の影響を受けやすく、凍結しやすい場所です。
配管部分に既に巻かれている保温材が劣化・破損していると、凍結することがあります。あわせてチェックしましょう。
※給湯器の凍結予防対策はこの他にもいくつかありますが、お使いの給湯機器により方法が異なる場合があります。
詳しくは購入店舗や製造メーカー等にお尋ねください。
その他の対策
- ガラリ(床下通気口)を閉じる。
- 水洗トイレの暖房便座の電源を入れておく。
また、万一の凍結を考えて、トイレ等に使用するために、お風呂の残り湯を取り置くことも良い方法です。
水まわりが凍結したときは
1 凍結箇所を調べる
寒い朝、水やお湯が出なければ、凍結の疑いがあります。
水は出るのにお湯が出ない場合、一番凍結の可能性が高いのは給湯器の入り口部分です。地中から出た管が給湯器へ入るあたりをチェックしてみましょう。
水が出ない水栓から順にたどり、屋外の配管や水道メーターボックスの周辺を調べます。
※普段からメーターボックスの位置を調べておきましょう。
2 破裂や破損を発見したら
水道管や器具の破裂や破損を発見したときは、出雲市水道事業指定給水装置工事事業者(以下「指定工事業者という。)に連絡してください。
漏水があれば、止水栓(メーター器横に設置)を右に廻して水を止めるなどの応急処置をしてから連絡します。
3 凍結箇所の解決方法

水道管や器具に破裂や破損がなく、単なる凍結の場合は、自然に溶けるのを待つか、タオル等をかぶせて、その上からぬるま湯をゆっくりとかけてください。
水道管や蛇口に直接熱湯をかけると破裂する場合がありますので、絶対にやめてください。
屋内の蛇口が凍結している時は、ストーブなどで室内を暖めることも有効です。
宅内漏水の確認方法

破裂や破損が発見できない場合も、床下や壁の内側の配管などから漏水していることがあります。
漏水は、水道メーターで確認できます。
方法は、家中の全ての蛇口を閉めた後、水道メーターのパイロット(銀色)が回っていないことを確認します。
少しでも回っていたら漏水していますので、指定工事業者に連絡して下さい。

